Background

壁紙、床材、カーテンといったインテリア素材をご提供されている株式会社サンゲツ様。 ターゲットとして大きく2つのご要望がありました。ひとつは、インテリアという女性的な印象を持たれがちな業界ではあるものの、採用は男女双方をターゲットとしているため男子学生への訴求力も意識したいということ。もうひとつは、トータルコーディネートなど提案性の高い仕事のスタイルであるため、思考力や企画力の高い学生を求めているということ。 これらのご要望を踏まえ、サイト全体のコンセプト設計から具体的なクリエイティブや設計に落とし込んでいきました。

Solution

学生からの見られ方として、株式会社サンゲツ様はCM等によって壁紙やカーテンといった商品の認知度が高いため、「わかったつもり」になられてしまっているのではないかという仮説を立てました。その上で、学生から見えにくいであろう次の2点の訴求を重視しした「Open the Curtain／知らなかったサンゲツを覗こう」というコンセプトを設定しました。 1点目は「商品の先にある提供価値の本質」。1点1点の商品ではなく、それらがつくり出す空間で得られる気持ちや体験、それこそが提供価値であるということをメッセージやイラストで表現しました。2点目は「仕事の実態」。メーカーと商社の両方の側面を持つ事業内容を、サイト訪問後の早いタイミングで学生に解説するよう情報設計しました。 これらによってやりがいと仕事内容に対する理解を深め、前述のターゲットに魅力に感じてもらうことを狙いました。また、サイト全体を通して性別的にニュートラルな色使いにするなど、デザインにおいても課題に留意した設計を徹底しました。 お客様の課題や企業価値の本質を掘り下げた議論ができたことで、メッセージ性の強いサイトを構築することができました。